ミニリューターの電池交換

ミニリューターのニッカド電池を18650リチウムイオン電池に交換 修理・改造・メンテナンス

ミニリュータのジャンク品を手に入れたので電池交換で使えるように改造してみようと思います。

ミニリューターを手に入れた

ジャンク品ということで充電器は付属せず本体のみの購入価格は330円。充電できないので動作確認もできませんが、へたった内蔵電池を交換すれば動くかもしれません。

3.6Vミニリューター

本体サイズは全長205mm、直径は38mmくらい。
コードレスで重すぎず軽すぎず、握りやすいサイズで作業しやすそうですね。

3.6Vミニリューター銘板

このミニリューターの素性はまったくわかりませんが、本体に貼ってあったシールによると電圧はDC3.6Vで毎分10,000回転のようです。

ダイソーの6Vミニルーター

ちなみに今回のジャンクミニリューターを手に入れるまではダイソーの6Vミニルーターを使っていました。
定番のミニ四駆用パワーダッシュモーターに交換してみましたが、6Vで使う場合高電圧で短時間しか使えないし、3Vだとパワー不足で目的だったサビ落としや磨きにはちょっと物足りない感じでした。
そんなこともあって今回手に入れたジャンクミニリューターが電池交換で復活すればいろいろ作業が捗りそうです。

ミニリュータを分解

さて、それではミニリューターの電池交換をするためにまずは本体を分解してみましょうか。

ミニリューターの電池交換をするために本体を分解

ネック部分のリングを回して外し、その他4本のネジを外せば本体は左右に分割される形で分解できました。

ミニリューターのモーター型番

モーターの型番は「RS385S」で型番でネット検索してみても詳しい仕様等は見つかりませんでした。
内蔵されていた電池はニッカドの単三電池サイズのものが直列で3.6Vになっていて、同じものを用意して置き換えれば良いのでしょうが付属の充電器がないのでどうしようか?というところ。

ちょうどジャンクのノートPCバッテリーから取り出した18650のリチウムイオン電池があったので、電圧は一本3.6V程度だし単三電池サイズ3本と置き換えるなら18650一本はサイズ的にもちょうど収まりそうです。

18650リチウムイオン電池に交換

ということで作業中の写真は撮ってませんが、ニッカド電池3本をリチウムイオン電池1本に交換しました。

使えなくなったニッカド電池からから18650リチウムイオン電池へミニリューターの電池交換

電池部分のみを置き換える形で充電用のジャックやスイッチはそのまま使用。18650リチウムイオン電池に直接半田付けするのは怖かったので18650用の電池ボックスを取り付け。これなら交換した電池が使用不能になっても交換することでまた使えるようになりますね。
入れ替えた電池ボックスが本体内部と干渉するところがあったので彫刻刀などで削り落としておきました。

充電済みの18650に交換したのでこの時点で動作確認は完了できました。異音や異臭の発生などはなくとりあえずは問題なく使用できそうです。

充電器に改造したモバイルバッテリー

さて本体の電池交換が終わったところでお次は充電をどうするかです。
とりあえず使えなくなったAC接続型のモバイルバッテリーがあったのでこれを流用。
たぶん内蔵のリチウムポリマー電池が3.6Vくらいでしょうから、電池を外して基板上の接続部から配線を引き出して5.5×2.1mmのDCプラグを半田付け。

とりあえずこれで充電を試してみましたが充電ランプが点いたり点かなかったり、プラグを差して負荷をかけると充電が開始されたりでちょっと動作が不安定でした。

18650に電池交換したミニリューター用に使う充電器

そこで次に用意したのはインジケーターが付いているこんな充電器。ハードオフのジャンクコーナーで見つけたものですが、なんとなくリチウムイオン電池の充電に使えそうな感じだったので購入しておいたものです。

ミニリューター用にした充電器の仕様

充電器本体には「TRAVER CHARGER」の文字とOutput:DC4,2V±0.5Vとあります。
元々は細いタイプのプラグが付いていましたが5.5×2.1mmのDCプラグに付け替えました。

で、この充電器でリチウムイオン化したリューター本体を充電してみたら、充電器のランプが赤く点灯。数時間後には緑ランプに変わって充電は無事に完了しました。

電池交換したミニリューターと100均の先端部品

ということで18650リチウムイオン電池に交換したミニリューターはみごと復活。
ダイソールーター用の先端交換部品を買い揃えて一通りの作業ができるようになりました。

完成してから思いましたが、リチウムイオン電池用の充電基板を一緒に内蔵してしまえばAC充電器なしでUSB充電できそうだなと思ったり。とりあえず手持ちの部品だけでなんとかなったのでこれでヨシとしておきますが、機会があったらそちらも挑戦してみたい気も。(多分やりませんw)


切断や磨きはまだ試していませんが、砥石による削り作業やワイヤーブラシを使っての細かな部分のサビ落としにはとても便利ですね!
とくに電池ボックスの接点に付いた接触不良の元となる緑青の除去作業にはとても役に立っていますよ。

こんな面倒なことをしなくても新品のリューターを買えばいいのですが、ジャンク品を直して使えるようにするのもDIYの醍醐味ですのでこれはこれで楽しいんですよね。
ともかく格安で使えるリューターを入手できてよかったです。

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