バリカンの刃の汚れが気になったので分解清掃してみました。
バリカンの刃の汚れが気になった
6月頃になると生垣の刈り込みをするんですが、電気バリカンやヘッジトリマーを使いますよね。
我が家でも年代物の生垣用バリカンを使っていますが刃の汚れが気になってきました。
今までは使用後にざっと汚れを落とし油を刺すくらいの事はしていました。が、説明書を読んでなかったので正しいメンテナンスの仕方も知らず放置してたというのが正直なところ。
刃に付着した汚れは取っておかないと先々サビの発生や切れ味の低下を招く恐れがありますね。
ということで今回はバリカンの刃の掃除を中心にメンテナンスをしてみようと思います。
クリーナーはなにを使うか?
ちょうど丸ノコの刃のヤニ汚れを落とし方について調べていたのでそれを応用してみようと思います。
刃物のに付いた樹液(ヤニ汚れ)は酸性だそうなのでアルカリ性の専用クリーナーを使うのが早いです。
代替品としては苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使うというのもあるらしいですが、薬局で印鑑と身分証明書の提示が必要とのこと。
もう少し手軽な方法はないか?とさらに調べてみると、同じ成分の入ったクリーナーを使う方法がいくつか見つかりました。
水酸化ナトリウムの成分が入ったカビキラーやハイターを使うというのはお手軽でいいですね。
今回は「アルカリ性」という部分に着目して、100円ショップでも入手可能なアルカリ電解水の「キッチンクリーナー」を使ってみます。
カビキラーやハイターに比べて取り扱いが簡単ですし、今回のメンテナンスで効果がなくても他に使い道があるので無駄にはならないでしょう。
電気バリカンの分解清掃
準備ができたところでまずはリョービの電気バリカンから作業を始めます。
写真ではあまり目立ちませんが使用直後ということで細かな汚れがたくさん付着してます。
このバリカンの刃は底のカバーを外すだけで簡単に分離できるので掃除がしやすいです。
外した刃を可能な範囲で分解、トレーの中でキッチンクリーナーをスプレーして浸しておきます。
スプレーした直後から反応して汚れが浮き出してきましたね。これは期待できそうです。
刃をクリーナーに漬け置きしている間に本体の掃除をしておきます。
よく見てみると本体内部まで刈った草の汚れが大量に入り込んでたので分解しました。
クリーナーに漬け置きした刃は歯ブラシで擦るだけで大半の汚れが落ちました。
仕上げにワイヤーブラシで軽く擦って仕上げとしましたが、本格的にメンテするなら研いだりした方が良いのでしょうね。
ギヤーなどの稼働部に適当な量のグリースを塗布し、刃には潤滑スプレーを吹いてから組み立て動作確認。
スムーズかつ動作音も小さくなって軽快な動きになりました。
生垣バリカンの分解清掃
続いては今回の本命、生垣用バリカン(ヘッジトリマー)の掃除です。
刃の長さは40cmくらいあって大きいですから掃除のし甲斐もあるというものです。
まずは刃の状態ですが、見ての通りカットした草の汚れやヤニのような茶色い粘つく汚れが多く付着してます。
刃の部分は四本のネジで固定されているだけなので簡単に分離できます。
強力なヤニ取りクリーナーを使うならこのままラップに包むなどして漬け置き、水洗い後にブロワーで水分を飛ばす感じで良さそうです。
今回は刃の部分も分解してキッチンクリーナーで汚れを浮かして掃除してみます。
キッチンクリーナーをまんべんなく吹き付けてしばらく放置。
下は浮いた汚れを歯ブラシで擦って落としたもの、上は擦る前のものです。
ピカピカとまでは行きませんが、こすっただけでここまで汚れが落ちるなら上出来でしょう。
刃を挟む上下のプレートも同様に汚れを落とし、最後に刃部分をワイヤーブラシで軽くこすって今回はお終いにしました。
本格的にメンテナンスをするなら刃を研いでやったほうが良いのでしょうね。
本体側は比較的汚れが少なかったので軽く拭き掃除してからギヤ部分にグリースを塗布。
刃も油をさしつつ組み立てて作業は終了。
こちらも動作音が小さくなり軽快に動くようになりました。
メンテナンスを終えて
分解清掃によるメンテナンスを終えて動作も軽快になりました。
肝心の刃の汚れ落としですが一定の効果はあったと思います。
アルカリ性の溶液吹き付けるだけである程度汚れを浮かすことができるので、作業は比較的楽だったと思います。
一年に一〜二回使うかどうか?という感じなのでこの程度のメンテでも良さそうですが、本職の人や刈る面積が多い人などは専用のクリーナーを使って手間を減らすほうが良いのでしょう。
刃も消耗品ですから場合によっては買い替えの方が早いし、今回の作業はあくまでDIYレベルでのものですね。
とりあえずアルカリ性のクリーナーが刃のヤニ汚れ落としに使えるとわかったので、今後は電動工具のメンテナンスにも使ってみようと思います。
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