日立工機のリチウムイオンバッテリー「BSL1430」と、専用充電器「UC 18YSL2」の中古品を購入したので分解清掃をしてみました。
予備のバッテリーと充電器が欲しかった
日曜大工にはあればなにかと便利なインパクトドライバー。
父が遺した工具の中に日立工機(現ハイコーキ)のコードレスインパクトドライバー「WH14DSL2」があったのですが、最近になって始めた日曜大工の前にも不用品の解体などで使用することがありました。
その後バッテリーが共通で使えるということで、コードレスインパクトレンチ「WR14DSL」やコードレスクリーナー「R14DSAL」の中古品本体のみを買い足してこれも便利に使っていました。
元々あったインパクトドライバーには予備も含めて二個のリチウムイオンバッテリー「DSL1430」が付属していましたが、使う機器が増えてくると予備のバッテリーや充電器を確保しておきたいと思うもの。
バッテリーは新品で買うのが先のことを考えると安心なのですが、一万円以上して高額なのでそうそう簡単に購入することはできません。
そんなことを考えていたある日、バッテリー二個と専用充電器がセットでお手頃価格の中古品が出品されていたので少しだけ迷って購入。
届いた品物の外観はかなり使用感があり、経年劣化はあると思いますがとりあえず動作は問題なし。
気になった点といえば、埃が内部まで侵入して汚れがひどく充電器の冷却ファンの音が大きいという部分。
調べてみると分解は簡単そうだし、今後も気持ちよく使っていきたいのでバッテリーと充電器を分解清掃をしてみました。
充電器「UC 18YSL2」の分解清掃
まずは専用充電器の分解清掃から。
充電の動作は問題ないですがファンの異音が気になるのでそこに注意してメンテナンスしてみます。
充電器の分解はケース下側にあるゴム足の中にあるネジ4本を外すだけ。
ゴム足はマイナスドライバーなどでこじってやると外せます。
中のネジは普通の2番プラスドライバーで緩められます。
ケースを上下に分離するとこのようになっています。
画像の赤丸で囲んだ部分のネジを外すと基板・ファン・バッテリー接点とケースが完全に分離できます。
ちなみにファンとバッテリー接点のネジはケースを開けた時点で緩んでいました。ファンの異音はこれが原因だったのかもしれませんね。
分離したケースは台所用洗剤とスポンジ・歯ブラシで水洗い。洗ったケースを乾かしている間に基板やファンの掃除をします。
基板は比較的汚れが少なく歯ブラシでこする程度できれいになりました。問題のファンのほうは汚れがひどくウェットティッシュも併用して目立つ汚れを落としました。
本当はファンの軸に油を差したかったのですが羽根は分解できないようでした。
水洗いしたケースが乾いたら基板等を元どおりに組み立てます。
緩んでいたファンと接点パーツのネジは特に慎重にねじ止めしておきます。
分解清掃が終わった専用充電器ですが、なにかあまりきれいになった気がしません(笑)
まあ使っていけばやがて汚れてくるのでしょうからこれくらいでヨシとしておきます。
リチウムイオンバッテリー「BSL1430」の分解清掃
続いてはリチウムイオンバッテリー「BSL1430」の分解清掃です。
事前の確認で気になった箇所といえばケースの傷や汚れくらい。動作時間等は使ってみないとわからないので今後の課題としておきます。
バッテリーの分解は底部に見える4本のネジを外すだけ。
ですが、ここのネジは奥まったところにあるので軸が細い1番のプラスドライバーが必要になります。
ネジ4本を外すと上下ケースとバッテリーの中身、ロックボタンとスプリングに分解できます。
こちらは充電器と違って内部の埃汚れがひどく、使われていた環境を想像させるものがあります。
分解したケースは台所用洗剤で水洗い、歯ブラシを使って特に通気口の汚れに気をつけて洗浄しました。
中身はむき出しになった接点がショートなどしないように気をつけて、主に歯ブラシで埃を除去しました。
分解した各部品に破損等が無いか目視確認しつつ元どおりに組み立てていきます。
なんだかさっぱりきれいになった感じがしませんが、内部の埃汚れを見ているのでそれでも今後は気持ちよく使えるだろうというものです。
売り物にするわけではないので実用するならこれくらいでいいでしょう。
メンテナンスを終えて
分解清掃が終わったバッテリーを充電器で充電してみたところ、当初気になっていたファンの音は以前より静かになりました。
ということでファンの異音はやはり固定ネジの緩みが原因だったのでしょう。
現場で酷使される状況なら経年で内部のネジが緩んでくるということもあるのでしょうね。
場合によってはファンの交換も考えていたところですが、分解清掃だけでとりあえず正常動作するようになったので良かったです。
バッテリーや充電器の分解清掃というとなにかハードルが高い気がしますが、やはり内部のホコリ汚れなどを見てしまうとそれが原因で起こり得るトラブルを少しでも減らすという意味でもやってよかったと思いました。
もちろん自己責任でということなんですが、保証のない中古やジャンク品なら気兼ねがないし、内部の構造がどうなっているのか?確認してみるというのもいろいろな事がわかって面白いものです。
コメント