取っ手付き道具箱を廃材で作ってみた

完成した取っ手付き道具箱 工作

捨てるつもりだった廃材で、「取っ手付き道具箱」を作ってみました。

きっかけ

先日シューズラックを作った際に撤去した棚を解体・整理していた時のこと。
その中にあった格子状の板を分解したんですが、金属は分けたほうがいいだろうということで釘を外していました。
作業が終わってみるとたくさんの板と角材が。

元々は捨てるつもりでしたが、整理してみるとなんだか材料に見えてきます(笑)

取っ手付き道具箱に使う廃材

家庭菜園で野菜作りをしている母が最近よくハサミやスコップを置き忘れてしまうので、そういった道具を入れる箱を作ったらどうだろう?と閃きました。

「材料」は箱状のものを作るには十分な量があります。
あまり重いものは入れないし片手で運べるよう、いわゆる「岡持ち」タイプの形状がいいだろうということになりました。
薄手の板で軽量なので箱自体の重さも軽く作れそうなのでちょうど良さそうです。

ちなみに2枚の格子板を解体してできた材料は以下のようなものでした。

  • 24x20x665mm:角材x2
  • 6x38x565mm:板x4
  • 6x38x700mm:板x2
  • 6x38x564mm:板x2
  • 6x38x574mm:板x2
  • 6x40x665mm:板x2
  • 6x32x700mm:板x2
  • 6x25x700mm:板x1

取っ手付き道具箱の作成

ということで「取っ手付き道具箱」を作って行こうと思います、サイズはA4くらいがいいでしょうか。
入れる道具のサイズを測ってみたら概ね30cm以下だったので、箱のサイズは幅300mm、奥行き200mm、高さ130mmとしました。

取っ手付き道具箱の材料

まずは材料を切り出し。
材料の板が薄いので角材に板を貼り付けて木箱を作る感じです。
正確な設計図はなく現物合わせなので大体以下のようなサイズになりました。

  • 側板(長):38x300mm 6枚
  • 側板(短):38x188mm 6枚
  • 底板:38x300mm 5枚
  • 底柱(長):240mm 2本
  • 底柱(短):140mm 2本
  • 底柱(縦):125mm 4本

取っ手部分に使う材料は切り出して余ったものから適当に組み合わせます。

木箱を組み立てる

なんとなく骨組みを作って周りに板を貼り付けていくイメージで組み立て始めました。

取っ手付き道具箱の組み立て1

最初に骨組みになる角材を組み立てていきます。こんな時コーナークランプがあると便利ですね。

取っ手付き道具箱の組み立て2

角材の骨組みができたらボンドを併用して側板(短)をビスで固定。

取っ手付き道具箱の組み立て3

続いて側板(長)を固定。
先に角材で骨組みを作ってしまったのでビスを打ち込む位置が揃わなくなってきました。

取っ手付き道具箱の組み立て4

底板5枚をビスで固定してまずは木箱ができました。

ところでこのブログ記事を書いている段階で気がついたんですが組み立てかたがまずかったですね。
最初に側板の両側に角材をビス止めして平面状にしてから箱状に組み立てたほうがビスの本数も少ないし、ビスを打ち込む位置も揃えることができましたねぇ。

思いつきで作り始めたものなので仕方ないですが、次に木箱を作るときの参考にはなりました。

足と取っ手を付ける

木箱に足を付ける

さて箱状のものができましたが廃材はまだたくさんあるので、底板に足を付けてみました。
気休めですが補強にもなるし足があると地面に置いた時に安定するような気がします。

取っ手のハンドルに使う丸棒

取っ手は余っていたちょうどいいサイズの板を側板(短)にボンドとビスで固定。
あとはハンドル部分ですが、廃材の中に適当な丸棒があったのでこれを使いましょう。

組み上がった取っ手付き道具箱

長さを箱の長辺30cmに切りそろえて両側からビスで固定して「取っ手付き道具箱」が完成!
しかし木箱状態では比較的軽かったものの「丸棒」が思いの外重く、道具を入れたら手軽に運べるのかちょっと微妙な感じになりました。

焼き入れをして仕上げる

土で汚れた道具を入れて使うものだしこれくらいでいいか?と思っていましたが、ちょっとだけ仕上げの加工をしてみました。

ハンドル部分の整形とやすりがけ

取っ手の丸棒に合わせて角を落とし、丸棒の塗装を剥がすためにやすりがけをして・・・

取っ手付き道具箱の表面をバーナーで焼く

シューズラック」と同様、焼き入れ加工をしてみました。
今回はバーナーを2〜3cmくらいまで近づけてしっかりと焼いてみました。
薄い板なので燃えてしまわないかドキドキでしたが今回はいい感じにまっくろになりましたね。

焼き入れした木箱の煤を洗い流す

ある程度冷めたらガーデンシンクで煤落としです。
水をかけながら広い面はたわしで、内側の手が届きにくい場所はスチールウールを使いました。

完成した取っ手付き道具箱

水洗いしながら煤落としをして乾いたら今度こそ完成!
今回は材料の時点でやすりがけをしませんでしたが、焼き入れしたことで汚れや傷が目立たなくなって結果オーライでした。

遠目で見れば見た目もまあまあでいいんじゃないでしょうか。
(ビスの位置が不揃いで気になりますが)

取っ手付き道具箱に道具を入れてみる

取っ手付き道具箱に園芸道具を入れた状態

完成した「取っ手付き道具箱」に園芸道具を入れてみました。
無くしがちな小さな道具を入れて片手で運ぶにはちょうどいいサイズ感でした。

シューズラックの上に取っ手付き道具箱を置く

ということで完成した道具箱の定位置は「シューズラック」の上となりました。
外へ出て家庭菜園に行く時すぐに持ち出せる位置でちょうどよかったようです。

前回作ったシューズラックと比べると、焼き入れの程度で仕上がりの差がはっきりわかります。
今回の道具箱のようにしっかり焼き入れしたほうが見た目も含めて個人的には好みですね。

ものによっては塗装の代わりとして使えるし、いろいろ焼き入れしてみたくなりました(笑)

コメント

タイトルとURLをコピーしました