レコードラックの製作 超手抜き版

完成した手抜きレコードラック 工作

今回は端材を使った超手抜きな安くて簡単レコードラックを自作してみました。
構想1ヶ月、製作時間は1時間弱、材料代は165円でできました。

いよいよレコードの収納を考える時が来た

数年前からジャンクレコード漁りにハマってしまい、もともと持っていた量の数倍に。
一枚数百円という安さから考えなしに買い続けていたら置き場に困る事態になりました。

2ℓのペットボトルが6本入るダンボール箱がちょうどよかったのでそこに収納していましたが、二箱を超えたあたりからだいぶジャマになってきました。

レコード置き場の現状

床に何個ものダンボールを置いておく訳にも行かなくなってきたので、一旦メタルラックの下段を開けてそこに退避。
なんとなく収まりのいい感じになってしまいましたが、出し入れが面倒で聴くのも億劫になる始末。

せっかくDIYを始めたのだからこの際レコードラックを自作してみよう!ということになりました。

ラックのサイズ計測とレコードラックの構造を検討

作るとしたらどんなレコードラックがいいのか?市販品、自作等いろいろネットで調べてみました。
が、当然ですがお金のかかるレコード趣味ですから、出てくるのは立派で高級で凝った作りのものが大半です。

私はというと、それほどこの趣味に入れ込んでいる訳でもなく、いつかはやめて全部処分してしまう可能性もありますから、本格的なものを作る気は最初からありません。
(処分するのも大変ですからね)

構造や材料・製作方法などは大変参考になりましたが、大量のレコードを収納するための大型のものが多く自分の環境ではそこまでのものは必要ありません。

ということで、今回はこれまで使っていたメタルラックにレコードを収納する前提で、使いやすく安価で簡単に作れるものを目指すことにします。

現状を確認

メタルラックのサイズを測る

一旦レコードを全部どけてメタルラックの棚板サイズを採寸、そこにぴったり収まるサイズと構造を検討。

4本のポールを避けて棚板の網部分でラックとレコードの重量を受け止める形となりますが、このメタルラックの耐荷重がどのくらいなのかわかりません。
20年以上前に購入したメタルラックですが、サイズから検索してみると以下の商品がヒットしました。

スチールラック 幅55cm メタルラック ミニ 3段 MTO-5508C (ポール直径19mm・棚板3枚)

スチールラック 幅55cm メタルラック ミニ 3段 MTO-5508C (ポール直径19mm・棚板3枚) K546620│アイリスプラザ│アイリスオーヤマ公式通販サイト
人気のコンパクトサイズ!奥行き35cmで、衣類・家電等の収納にぴったりなサイズのメタルミニですキャスター付きです。移動に便利なキャスターが付いているので、床のお掃除も簡単!【商品コード:K546620】

リンク先のページを見ると棚板一枚あたりの耐荷重は約75kg、全体でも約150kgということなので手持ちのレコードを収納するのに問題はなさそうです。
一つだけ心配したのは、それだけの荷重がかかって床が大丈夫なのか?ということですが、載せるものの総重量が大人の男性の体重と同等と考えればまあ大丈夫なのかな。

ってことで、このメタルラックの中に適当な板を組み合わせてレコードラックを設置することに決定。
ちなみにメタルラックの棚板に設置できるスペースは、長辺490mm短辺334mmでした。

構造と材料の検討

さて限られたメタルラックのスペースに収めるサイズということで、よくある箱状のものを作るのはやめました。
求められる機能と条件は、

  • レコードが倒れないよう両側に側板が必要
  • レコードの出し入れがしやすいよう地板は一枚板で
  • ストッパーを兼ねた背板が必要
  • 側板内側サイズはレコードジャケットに合わせて320mm程度
  • 地板の外寸長辺はメタルラックのサイズに合わせて490mm以内

という感じ。

天板はいらないので、本立てのような構造にして板は4枚使うことにしましょう。

レコードラックの製作

構造が決まったので材料と道具を用意します。

レコードラックのサイズは、外寸が490mm x 334mm x 334mmとしました。
それなりに重量のあるものを置くので、安価な構造用合板の端材(板厚12mm)をホームセンターの端材コーナーで適当なサイズのものを探して購入。

運良く約420mm x 370mmのものを二枚、550mm x 410mmのものが一枚、各55円、3枚合計165円(税込)で入手できました。

当初、板は4枚使う予定でしたが側板は左右で二枚、背板は地板を切り出した残りを振れどめを兼ねた細長い板で賄うことにして3枚の板材で作ることにしました。

材料と道具の用意

手抜き自作レコードラックの材料と道具

今回の工作で使う材料と道具です。
今回はあまり手をかけず簡単に作りたいので板の切り出しは丸ノコを使います。
設計通りのサイズに切り出したらボンドを使わずに30mmのスリムビスで固定するのみとしました。
(不要になった時に解体しやすいように)

材料の切り出しと組み立て

レコードラックの材料を丸ノコで切断

側板は334mm x 334mmを二枚まとめて切り出します。
が、ここで失敗。

丸ノコガイドの押さえが甘かったようでカットラインが数ミリ曲がってしまいました(泣)
曲がった部分をカットしなおして修正、結果として側板は334mm x 329mmになりました。

地板は334mm x 466mmにカット、側板二枚分の厚み24mmを足して長辺外寸は490mmになります。
背板は地板をカットした残りで76mm x 466mm。

切り出した材料の表面をサンディングする

かなりササくれ立っている構造用合板なのでサンダーで表面を軽く慣らして面取りもしておきました。

レコードラックの組み立て

板の処理が済んだので組み立てていきます。

レコードラックの各パーツをビス留め

エアコン室外機カバーの製作でも使ったコーナークランプを使って板が直角になるようにスリムビスで接合していきます。

ビスはまっすぐ打ち込むのではなく、強度を増すよう斜めに打ち込みました。

完成した手抜きレコードラック

ということで自作レコードラックの完成!

背板が頼りなくて不安感しかない超手抜き工作ですが、あまり手間と費用をかけたくなかったのでまあいいでしょう。
今後不具合が出るようなら都度対策、なにも起こらなければそれでヨシとします(笑)

完成したレコードラックを設置する

超手抜き簡単レコードラックができたので早速メタルラックに設置してみます。

レコードラックをメタルラックに設置

サイズぴったりです!
背板が無いせいで奥に垂れ下がる各ケーブルのメンテも簡単!
同時に軽量化も果たせてこれはグッドですね。

ちなみに作成したレコードラック単体の重量は約2.2kgでした。

設置したラックにレコードを収納

ミネラルウォーターのダンボールに入れていたレコードを自作ラックへ移動しました。

側板のカットで失敗し天地方向が5mm短くなってしまいましたが、レコードジャケットはだいたい315mm角なのではみ出すことなく収納することができました。

さて肝心のレコードの重さです。
写真の状態でLPレコード113枚、重さは体重計で計ったところ約30kgでした。

結果、レコード113枚+自作レコードラックで重さの合計は約32.5kg。
メタルラックの棚板の耐荷重75kgを大きく下回り余裕のある重さとなりました。

最終的に手持ちのレコードを全て収納することはできませんでしたが(5枚くらい余った)、そのうちいらないものは処分して辻褄を合わせようと思います。

工作自体は超手抜きで見た目も良くないですが、個人的には安価で理想的なレコードラックが完成して満足です。
今後の課題としては、これ以上レコードを増やさない、ということですね。(笑)

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