エアコン室外機カバー(日除け)を端材・廃材で作ってみました。
エアコン(クーラー)を使用する機会が増える夏の時期。
熱中症予防のためにも積極的に使って行きたいものですが、電気代も気になるところです。
少しでも運転効率を向上させて負荷を軽減したいので、室外機にカバー(日除け)を取り付けることにしました。
機能性を重視してシンプルで簡単かつ安価に作れるものを目指します。
材料を揃える
「室外機カバー diy」と検索すると、ちゃんとお金をかけてしっかりした凝ったものを作られている方が多いようで、目を引くお洒落なデザインの物が多く感じます。
当ブログは「実用重視でほどほどに」がモットーなので制作コストはできるだけ抑えたいところです。都合よく手持ちの廃材や端材があるので今回もそれを有効活用しましょう。
ということで今回も不用品を解体した廃材の中から適当な角材をチョイス、その他ホームセンターの端材コーナーで見つけて買ってあった板材などをかき集めてみました。
室外機のサイズからカバーの大体のサイズを想定し、使えそうな材料の表面をランダムサンダーで均していきます。
仕上がりサイズに合わせて材料を卓上スライド丸ノコでカット。
室外機のサイズが約730x550x310mmだったので、室外機カバーの外寸が820x710x410mmになるように材料を揃えました。
材料のサイズは以下の通り。
- 40x30mm角棒 長さ740mm:4本
- 40x30mm角棒 長さ700mm:4本
- 40x30mm角棒 長さ350mm:4本
- 40x30mm角棒 長さ520mm:1本
- 40x30mm角棒 長さ320mm:1本
- 410x220mm板(厚さ10mm):4枚
室外機全体を覆うよう箱形のフレーム形状にして、サイド部分は通気性を確保しファンの排気を妨げないよう天板のみで直射日光を遮る形にしました。
エアコン室外機カバーの作成
材料が揃ったので組み立てていきます。
フレーム部品の組み立て
最初に740mmと700mmの角材を使って前後のフレームを組み立てます。
接合部はコーナークランプを使って木工用ボンド併用でねじ止めします。
前側フレームです。
下側の横に渡す角材は地面から10cm浮かせた位置に、中央の縦に取り付けた520mmの角材はファンに掛からない右寄りの位置に取り付けました。
後ろ側フレームです。
下側の横に渡した角材は配管に当たらないよう地面から30cmほど浮かせた位置に。
中央縦に取り付けた角材は長さ320mmです。
部品を塗装する
ここで表面保護用に水性ペンキ(白)を塗ります。
全て組み上げる前のこのタイミングが塗装はしやすそうです。
使用したのはホームセンターにあった水性の多用途塗料です。0.7ℓ1,000円くらいの一番安い物を買いました。
日除けとして使いたい物なので、お洒落感は一切無視して白色を選びました。
ちなみに今回の工作で使ったものの中では一番高額な商品でした。
各パーツ二度塗りで塗装していきます。
梅雨時で天気が不安定ですが、気温が高いので乾燥時間が短く済んで助かりますね。
塗料が乾いたら準備は完了。
さらに組み立てを進めていきます。
塗装した部品を組み立てる
前後フレームを350mmの角材でつないで箱状のフレームにします。
左側の下の角材は地面から100mm、右側は300mmの位置に取り付けました。
ここで一旦室外機にかぶせてみてサイズや位置などを確認しておきます。
事前に設置場所の位置や水平を整えておいた室外機カバーの基礎にぴったりでした。
最後に天板をねじ止めしていきます。
天板は室外機に日光が当たらないよう隙間なくぴったりと覆う形にしました。
最後に天板をペンキで三度塗りして仕上がりとしました。
頑丈なものではないですが、重いものを載せなければ問題ないでしょう。
エアコン室外機にカバー(日除け)を設置
ペンキが乾いたら完成した室外機カバー(日除け)を設置してみます。
正面から見るとこんな感じです。
天板部分の通気性は確保できていて真上からの直射日光を十分に遮ってくれそうです。
右側は配管を避けてどこにも干渉しない形で作ることができました。
左側はラジエター部の通気性を確保して室外機の機能を妨げない形としました。
ということで完成したエアコン室外機カバー、diy界隈ではポピュラーな工作ネタということで目新しさはありませんが、自分なりに考えて形にできたのはなかなか満足のいくものでした。
今回材料は手持ちの廃材や端材を使いましたが、ホームセンターで木材を購入したとしても材料代は2,000円前後で済むんじゃないでしょうか。(除くペンキ)
当ブログでは過去2回、実験的に100円ショップの商品を使った簡易的ものを作りましたが満足度は今回のものの方が上でしたね。
diyが趣味な皆さんが木材を使ったお洒落な物にチャレンジするのも理解できたような気がします。
ホームセンターに行けば市販のしっかりしたものが販売されていますが、安価にオリジナルのもの作ることができた時の満足度は他には変えがたいものがありますね。
もちろん道具が必要なので単純に安価と言えない部分もありますが、道具を揃えてそれを使いこなし自分の理想の形に仕上げていく、そんな完成までのプロセスも含めたものがdiyの魅力なのでしょう。
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