シューズラックを端材で簡単diy

完成したシューズラック 工作

シューズラックが必要になったので端材で簡単に作ってみました。

シューズラック作りのきっかけ

庭への出入り口のこの場所はビン・缶の置き場になっていて散らかりがちでした。これを機会に大幅に整理してみたんですが靴の置き場がなくなりました。

シューズラックを作る前の状態

元々あった棚&靴置き場は朽ち果てそうだったので解体処分。
「靴の置き場がないと困る」と言われたので簡単なシューズラックを作ることにしました。

さて、どんな物を作ろうか?ということで「シューズラック diy」と検索。
コンクリートブロックに板を渡した物は簡単で良いですがちょっと邪魔になりそう。

今時は板材の価格も高くなりましたし、あまり凝った物を作る気もありません。
大工だった父が遺した山のような端材の処分を考えていましたが渡りに船です。都合が良いので今回はその端材の範囲内で作れそうな物にしてみようと思います。

材料を集める

ということで山のような端材の中から使えそうな材料をピックアップしてみました。

集めた廃材

脚や棚受けに使えそうな角材と天板や棚にはちょうどいい長めの板がありました。
長年風雨に晒されホコリまみれですから少しは汚れを落としてから使いましょう。

材料の加工

最初に材料となる端材の汚れを落としていこうと思います。

ランダムサンダーで表面を均す

表面の汚れ落としも兼ねて今回はランダムサンダーでやすりがけをしました。
手で削るより圧倒的に早くて簡単ですが、それでも量があるので大変です。
それなりの時間がかかりましたが電動工具なしでは考えられない作業ですね。

丸のこで材料をカット

使用する材料のやすりがけが終わったらサイズに合わせて丸のこでカットします。

主な材料のサイズは以下の通り。

  • 脚:30x40mm角材 長さ600mm x4本
  • 棚受け:30x40mm角材 長さ300mm x4本
  • 棚板:80x9mm板 長さ500mm x4枚
  • 棚板ストッパー:80x9mm板 長さ500mm x2枚
  • 天板:80x9mm板 長さ600mm x3枚
  • その他:天板の受け 適当な端材 x2本

ホームセンターで材料を揃えるなら、

  • 30x40mm 長さ1800mmの角材:2本
  • 80x9mm 長さ1800mmの板材:3枚
  • その他:必要なものを適当に

くらいで作れそうですね。

シューズラックの組み立て

ということで材料が揃ったので組み立てていきます。

棚受けを取り付け

最初に脚の前後に斜めになるように棚受けを取り付けます。
実際に置く靴をあてがって適当に位置を決めました。前側下段は下から70mmくらい、上段はプラス270mm。前後の足の外寸が220mmとして後ろ側は成り行きで固定。

向かい合わせになるように同じ位置に棚受けを取り付け左右の脚を組み立てます。

棚板を取り付け

左右の脚の棚受けに棚板を固定、後ろ側は50mmくらいの位置に、前側はツライチになるよう固定しました。

ストッパーの取り付け

続いて上下の棚板前側にストッパーを付けます。
これは斜めに取り付けた棚板から靴が滑り落ちないようにするための物ですね。

天板の受けを取り付ける

前後の脚の上部に渡すように、適当な板を220mmにカットして天板の受け材を取り付けます。
これで天板を隙間なく取り付けできるようになります。

完成したシューズラック

最後に天板3枚を取り付けてシューズラックが完成!

いわゆる「日曜大工」的diyの初めての工作でしたが、まあまあの出来じゃないでしょうか。
雑な仕上げで見た目は良くないですがこれもdiyの醍醐味(笑)。売るものではないし味があって良い、ということにしておきましょう。

シューズラックの表面処理を考える

完成したシューズラックを仮設置

出来上がったシューズラックを仮に設置してみました。
天板の面積は約300x600mmで高さは600mm、靴は四足置けます。天板はちょっとした物を置けるしあまり邪魔にならないサイズで結果オーライでした。

塗装する?それとも・・・

さて完成したシューズラックですが、設置場所に屋根はあるものの屋外なので風雨にさらされます。
ペンキを塗って耐久性を高めたいところですが、屋外用のペンキは高いですね。

ということで今回はちょっと気になっていた「焼き入れ」を試してみようと思います。
板の表面を焼くことで酸化され、防水・防腐の効果があると言われているので屋外設置のシューズラックにはちょうど良さそうです。見た目が変わり風合いが出るというのもありますね。

木材に「焼き入れ」をしてみる

ガスバーナーでシューズラックの表面を焼く

キャンピングガスのガストーチで全体的に表面を焼いてみました。

どのくらい焼けばいいのかわからなかったので今回は表面が焦げるくらいにしましたが、ちょっと焼きが足りなかったようですね。

恐る恐るという感じで遠目から焼きましたが、材料とガスバーナーの間隔は5cmくらいまで近づけた方が良かったみたいです。

焼き入れしたシューズラックの木の表面

ガスバーナーで焼いた後、ワイヤーブラシで余分な煤を落として濡れ雑巾で拭いたら完成。
ワイヤーブラシだと傷が付きやすいようだったので、スチールウールやタワシの方がよかったのかもしれません。

完成したシューズラックを設置

白木のままも良かったですが焼き入れした物もなかなか良いですね。
出来上がったシューズラックの評価もまあまあでした。

焼き入れしたシューズラックを設置

ちなみにいくつか気になる点があったので次のように材料の追加・修正をしました。

  • 手前側の天板の取り付け幅が少ないので前側に受け材を追加
  • 天板後ろ側と壁に隙間があるので全体的に5mmほど後ろへ移動
  • 「木表」を上にして取り付けた天板の反りが気になったので手前側の一枚を裏返した

という感じです。


初めての「日曜大工」としては上々の出来な「シューズラック」でした。
捨てるつもりだった山のような端材の一部を有効活用できたし、なんといっても材料代は0円!
まさに一石二鳥でしたね。
現物合わせで適切なサイズの物が作れるというのもdiyの良いところです。

不用品の片付けと並行した端材の有効活用が成り立つと分かったので、今後もほどほどにdiy工作を続けていこうと思います。

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