今回はLANケーブルを流用してスピーカーケーブルを作成してみました。
この記事ではスピーカーケーブルに流用するLANケーブルの加工や経緯などを書いてみます。
(※あらかじめお断りしておきますが、この記事でスピーカーケーブルの変更による音質の変化等について語ることはありません)
長いスピーカーケーブルが必要になった
前回の記事では、ミニオーディオラックを作成しそれに合わせてアンプの位置を移動したところスピーカーケーブルの長さが足りなくなったところまで書きました。

ラックを作る前は仮設だったこともありアンプの前側に垂らしてギリギリ届いてたケーブルですが、アンプの位置が決まった今は普通に後ろ側へ通してありますが途中からは空中を漂う状態。
これまでは3mほどのスピーカーケーブルを使用していましたが、余裕を持って5mくらいのものが必要となりそうです。
普通なら新しく5mのスピーカーケーブルを買ってくれば済む話ですが、DIYブログなのでここは何かしら安価に流用できるものを探してみたいところ。
ケーブルの変更に伴う音質の変化などを判断する能力は私には無いため、高価な物を購入することは最初から眼中にありません。安価で長いケーブルを手にいれるというのが今回の目的となります。
で、できるだけ安価でスピーカーケーブルに流用できそうな長いケーブル、ということで思いついたのが「LANケーブル」でした。
LANケーブルならリサイクルショップのジャンクコーナーにあるし運が良ければ5mや10mの物を手に入れるのも難しくありません。

3m以下なら概ね100円で手に入りますが5m以上となると300〜500円程度の価格が普通のようです。今回は5m程度の物が運よく一本100円で見つかったので4本ほど購入してみました。
LANケーブルをスピーカーケーブルに流用することに気がついて俺スゲーじゃん!と思っていましたが、ネット検索してみると普通にみなさん流用していました(笑)
しかも音質が向上するとかなんとか。いろいろ書かれていましたが私には違いを聞き分けらる能力はありません。
ということで一本110円(税込)で購入した5mほどのカテゴリー5eのジャンクLANケーブルをスピーカーケーブルにすべく加工していきましょう。
ケーブルの加工

まずはLANコネクターを切り落として被膜を10cmほど剥いて撚り線になっている8本の心線を露出させます。
LANケーブルというのはノイズ対策で2本の線を撚り合わせたツイストペアケーブルとなっていますが、ノイズ軽減の効果があるという事なのでオーディオ用として音質にも効果が期待できるという事みたいですね。よくわかりませんが(笑)

露出させた線の被膜を1cmほど剥いてツイストペアになっている2本の線を撚り合わせて、さらに橙白と緑白の線、青白と茶白の線を撚り合わせて2本の線にします。

LANケーブル両端の加工が済んだらプラス側は「赤」マイナス側は「黒」の熱収縮チューブで保護し片側にはバナナプラグを、もう一方には棒状形圧着端子を取り付けて5mのスピーカーケーブルが完成!
LANケーブル流用のスピーカーケーブルを使ってみて

これまでは全く同じ見た目の同じ長さの2本のスピーカーケーブルで接続していたため極性や左右接続を間違えてしまうことがありました。今回ケーブル自体の色と熱収縮チューブの色を変えることでそれらの問題を解決することができて一石二鳥ならぬ一石三鳥の効果をもたらすこともできましたよ。

完成したLANケーブル流用のスピーカーケーブルを接続してみました。
アンプ側はこれまでと変わりませんが脱着の際の左右の確認が楽になりましたね。

棒状形圧着端子をつけた側はスピーカーターミナルへ。
通常の撚り線スピーカーケーブルだと接続時にうまく差し込めない時がありますが、棒状端子を付けたことで脱着が楽になりました。
ということで長さ5mのスピーカーケーブルを安価に入手するという目的は達成する事ができました。
早速聞き慣れている音源を再生してみましたが、これまでと変わらない音質でとりあえず成功という感じですね。
で、音質についての変化があったかどうかは全くわかりませんでした。
今回はアンプの位置変更によるケーブル長の最適化が目的だったので、むしろ音質の変化が無くてよかったです。
とりあえずケーブルは仮設の状態なので部屋の片付けを進めながら邪魔にならない位置に配線し直して行こうと思います。
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