ダイソンスタンドを作ってみた

完成した自作ダイソンスタンド 工作

「ダイソンスタンド」の自作なんですが、DIYのネタとしては人気があって多くの方がチャレンジしているようですね。

我が家にも「Dyson V8 Slim Fluffy Origin」というモデルがあるんですが、そのままでは立てかけておくこともできずパイプ部分で分割して置いてある状態です。
スタンドがあれば無駄なスペースを使わずに済みそうだし、廃材の中にちょうどいいサイズの木材があったので自作することにしました。

「ダイソンスタンド」設計と材料の用意

ダイソンスタンドを作成するにあたって、まずは仕上がりサイズの検討と使えそうな材料を集めてみます。

サイズと構造はどうする?

掃除機のサイズですが、全長が約1150mm、充電時するときに使う収納ブラケットの幅が約95mm、ヘッド部分の幅が250mmという感じ。

ここを見ると取り付けネジ下側の高さを1.2mにしろとのことなので、柱になる角材の長さは1400mmくらい欲しいですね。
土台の幅はヘッド部分と同じかそれより広いくらいにしたいので250mm〜300mmが良さそう。

ダイソンスタンド用の材料

ということで端材・廃材の中から使えそうな材料を集めてみました。

柱になる角材は1460x84x30mm、土台になる板は254x200x20mm、そのほかに土台板の両脇につける足と補強の適当な角材をいくつか用意してみました。

解体したものや長い間風雨に晒されたものなので汚れや痛みがあります。
室内で使うものを汚れたままの材料で作る訳にはいかないのでまずは表面処理から始めます。

材料の加工

シューズラックを作った時はランダムサンダーを使いましたが、ものすごい粉塵だらけになったので今回は「日立電気大工」の電気かんなを使ってみました。

日立電気大工DL-802でかんながけ

電気かんなはサンダーで削った時の粉塵に比べたら周囲の汚れはまだマシな方ですが、想像してたよりたくさんのかんな屑が出ますね。
こうなると集塵機が欲しくなります。

この電気かんな、今回は刃の調整くらい問題なく使用できましたが、おいおいベアリング交換をするなどレストアしておきたいですね。

日立卓上スライド丸のこ

表面処理が終わった材料のカットは日立の卓上スライド丸のこを使います。
45°の斜めカットや正確な直角出しにとても便利ですね。
父が仕事で使っていた何十年も前の機械ですが今でも現役です。

カットしたダイソンスタンドの材料

土台部分の板は200x250mm、両サイドの足は前方を45度にカットして長さは300mm、柱になる角材は1400mmの長さにカットしておきました。
柱の手前には補強のための角材を45度で接合できるように斜めカット。

ということで材料が揃ったので組み立てていきましょう。

組み立て

組み立ては木工用ボンドとコーススレッドを使って各パーツを接合します。

土台と足の接着

最初に土台の板と両サイドの足を木工用ボンドで接着。半乾きになるまでワークベンチのクランプで圧着しておきます。

コーススレッドで連結

ボンドが乾いてきたらドリルで下穴を開けて、面取りカッターで面取り、インパクトドライバーでコーススレッドをねじ込んでいきます。

柱部分の角材や補強も同様に木工用ボンドとコーススレッドで接合していきます。

組み立てた自作ダイソンスタンド

とりあえず「ダイソンスタンド」が組み上がりました!
最初は柱の部分を後端にツライチで接合しましたが、なにか後ろ側に倒れてしまいそうなバランス感だったので10mmほど前側に移動。

最初の方で書いた「収納ブラケット」の取り付け高さ「1,200mm以上」の位置ですが、組み立て後に合わせてみたらどうにも高すぎる感じです。
重心が高いと不安定になるので、土台の板にヘッド部分が接しない位置まで下げて固定しました。
収納ブラケットの下側固定穴の高さは930mm、1400mmあった柱の高さは1200mmでカットしました。

塗装して「ダイソンスタンド」の完成!

白木のままでもいい感じですが、見た目と表面保護のために水性ニスで塗装してみます。

ダイソンスタンドにダイソー水性ニス(けやき)を塗る

ダイソーの水性ニス100ml(けやき)を二度塗りしましたが半分くらいの量で足りました。

室内用 木部工作用水性ニス けやき 100ml
原産国(地域):中国 材質:合成樹脂(アクリル)顔料水 商品サイズ:4.5×8.6×4.5cm 内容量:1個入 種類(色、柄、デザイン):アソートなし 本品は素材本来の木目、色を生かしながら色付けし、表面に膜を作る木部工作用の水性ニスです。...

(現在販売されているものは内容量が80mlになっているみたいですね)

完成した自作ダイソンスタンド

ニス塗り後二時間ほど乾燥させて収納ブラケットをネジ止めしたら作業は終了。
「ダイソンスタンド」が完成しました!

スタンド単体だけではちょっと倒れてしまいそうな不安感がありましたが、掃除機本体を収納してみると前後のバランスも良く安定しています。
脱着時はパイプの根元を持って上げ下げしますが、不用意にトリガーを引かなくて済むので使いやすくなりましたね。

スタンドのブラケットに収納することで充電インジケーターの充電状況もわかりやすく、場所も取らないし使いたいときにすぐに使えるからとても便利になりましたよ。

ダイソンスタンドの土台部分

ちなみに足の部分はこんな感じです。
前後サイズは板だけだと20cmですが、両側に30cmの足を追加したので(幅も33cmになって)安定感があります。
基本的に壁際に置くものですから前方に倒れない構造にしておけば安心ですね。

ということで完成した自作ダイソンスタンド。
設置スペースが少なくなって掃除機の取り出しも充電も簡単、廃材も捨てずに済んで一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなりました。
仕上げでニスを塗ったから部屋にも馴染んでいるし、今回のDIYはとても満足なものとなりました。

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